- 助産師の実習はつらいって聞くけど本当?
- 看護師の実習とは何がちがうの?
- 自分でも助産実習は乗り越えられる?
こちらの記事をご覧になっている方は、こんな疑問や不安を感じている人もいるのではないでしょうか
助産師になりたい人・助産師に興味がある人・これから実習をむかえる助産学生さん必見の内容です!
助産学生の実習はつらい?

さっそく結論からいうと、助産学生の実習は身体的にも精神的につらいです!!
脅しているつもりはないのですが、これが事実なんです
看護学生の実習とのちがい7つ
では、具体的に何がつらいのでしょうか
この記事を読んでくださっている方には、看護学生の方もいると思うので、看護実習と助産実習(主に分娩介助実習)のちがいに触れながら説明していきます
絶対に達成しなければならないノルマがある

助産師になるためには、正常分娩を10例程度介助することが必要です
つまり、10例介助ができなければ助産師国家試験の受験資格がもらえないということです
看護学生の場合、実習の単位をもらうのに必要な出席日数や記録がありますが、助産学生はそれに加えてノルマがあるので、実習期間中に10例の介助をできるのかという不安をいつも感じています
記録のスピード
分娩介助を1例するごとに、受け持ち開始〜分娩終了までの記録をしなければいけません
記録は多いのは看護学生と同じですが、助産学生は、基本的に1例介助したらその記録ができるまで次の介助にはつけないので、早く記録をおわらせる必要があります
指導者との関わりが深い

看護学生は、グループ(5人くらい)に対して指導者1人なので、朝の行動計画調整、1日1〜2回のケア、報告、振り返り、くらいしか指導者と関わりません
分娩実習では、学生1人に対して指導者1人がつくので関わりがとても密になります
指導者も勤務によって違うので、2〜3ヵ月の間、その日によって違う指導者とどう上手くやっていくかが大事になってきます
実習期間が長い
助産学生の実習の中でも、分娩介助実習は2〜3ヵ月と長期間おこないます
看護学生はひとつの実習が2〜3週間単位、領域実習になるとトータル半年くらい実習になりますが、見学だけや記録の少ない実習もあったりします
分娩介助実習は2〜3ヵ月、いつお産があるかドキドキしながら、受け持ちをしたら緊張して分娩介助につき、記録は滞りなくおわらせていかなければいけません
呼び出しがある

分娩介助実習では、実習期間に10例の介助ができなさそうだと判断されると、休日や夜間に呼び出してもらって実習をすることもあります
病院から連絡があったらすぐ病棟に行けるように準備しておかないといけないので、ぐっすり寝れなかったり精神的にも疲れます
実習時間が長い
基本的には、実習時間内に分娩になりそうな方を受け持たせていただきますが、分娩介助件数が足りないと夜間まで残って実習をすることもあります
プレッシャーが大きい

何かするときは必ず指導者や教員と一緒に行う点では看護学生と同じです
看護実習は命に関わることはあまりありませんが、助産学生は観察一つをとっても直接命に関わっているのでプレッシャーは桁違いです
個人プレー
看護実習では、教えあったり実習中のケアを一緒にしたり実習グループでの助け合いが重要です
助産実習(分娩介助実習)も数人の学生でグループになって行きますが、実習中はそれぞれの受け持ちの方に合わせて行動するので、実習時間やかかえている記録もちがいます
もちろん、わからないことは聞いたり愚痴を言い合ったりはしますが、看護学生よりは個人プレーになります
もう一つの事実

これだけ読むと、助産学生なんか自分には無理!と思うかもしれません
助産学生の実習はつらいことがたくさんあるのも確かです
でも、その一方でとても学ぶことが多く充実した時間にもなります
助産実習は、助産師になるための知識や技術はもちろん、助産師のケアの対象である赤ちゃんやお母さん、その家族をとりまく社会や課題についても考える機会があり、ひとりの人間としてもとても価値のある時間だったと思っています
大変な道のりですが、本気で助産師になりたいと思っている人はぜひ挑戦してみてください!
おまけ
今回は、主に分娩介助実習についてお話しました
助産師の実習についてもっと詳しく知りたいという方はこちらも参考になると思います😄


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