今回は、助産師の私が学生だった頃に使ってよかったと思った本を6冊厳選しています
授業に課題に実習に大忙しの助産学生…いい参考書を味方につけて、盛りだくさんの実習記録や課題を少しでもラクに乗り越えましょう!
おすすめ参考書6選

今日の助産
『これさえあれば何とかなる!』助産学生であれば持っておくべき1冊です
知りたい用語を調べた時に、
- どのようなデータ・情報をとるか
- アセスメントのポイントやコツや根拠は何か
- それらから導き出される助産診断の例
- 助産診断に基づく助産ケアの例とそのポイント
- 助産ケアの評価
このような一連の助産診断・実践の過程が一目でわかります
辞書くらいの分厚さなので重さがあって、お値段も張りますが、助産師になってからも使える本なので買って損はありません
マタニティ診断ガイドブック
妊娠期から産褥期までの女性と、新生児の助産診断にとても役立ちます
診断名だけでなく、ビショップスコアやフリードマン曲線などの項目もまとめられています
ポケットサイズで、持ち歩きできるのもおすすめポイントです
助産師のためのフィジカルイグザミネーション
レオポルド触診法や超音波検査など、助産師に必要なフィジカルイグザミネーション(診察)について詳しく書かれた1冊です
正常な経過から逸脱した場合のフィジカルイグザミネーションや、ハイリスク妊産褥婦への対応についても学ぶことができます
内容はこのようになっています
- 序章:フィジカルイグザミネーションの基本
- 第1章:妊娠期のフィジカルイグザミネーション
- 第2章:超音波診断装置によるフィジカルイグザミネーション
- 第3章:分娩期のフィジカルイグザミネーション
- 第4章:産褥期のフィジカルイグザミネーション
- 第5章:助産師が知っておきたい異常
- 第6章:新生児のフィジカルイグザミネーション
- 第7章:周産期のウィメンズヘルス
乳房ケア・母乳育児支援のすべて
乳房ケアや母乳育児支援は、経験を重ねていくことで身につく部分が大きく、学生にとっては難しい分野です
この本では、実践的な乳房ケア・母乳育児支援の方法を、写真を見ながらわかりやすく学べます
内容を抜粋して紹介します
- 第1章:乳房ケア( 乳房の解剖と生理、 乳房の視診・触診のポイント、 陥没乳頭・扁平乳頭・短小乳頭などのケア、乳房トラブルへの対応、乳管開通法、 乳腺炎への対応)
- 第2章:母乳育児支援(母乳育児のエビデンス、授乳中の母親の栄養と食事、効果的な抱き方・吸啜のさせ方 、母親が自信を持つための授乳支援、児の個性に合わせた支援、卒乳、母乳と薬)
- 第3章:母乳育児を支援する7団体 サポートの実際(桶谷式乳房手技、SMC 方式乳房マッサージ、国際認定ラクテーション・コンサルタントとNPO 法人日本ラクテーション・コンサルタント協会)
お母さんと赤ちゃんの生理とフィジカルアセスメント
母体の変化、胎児、体外環境に適応する新生児について、生理とフィジカルアセスメントを学ぶことができる本です
読みやすい文章量で、イメージしやすく正確なイラストがついていることもおすすめポイントです
全4章で構成されており、このような内容になっています
- 第1章:妊娠期(体重、血圧、貧血、つわり、切迫流・早産、流産・早産、浮腫、腰痛、体動、骨盤の大きさ)
- 第2章:分娩期(バイタルサイン、陣痛、児心拍、胎位・胎向、子宮口所見、児頭下降度、回旋、胎盤、会陰裂傷・膣壁裂傷)
- 第3章:産褥期(産後出血、DVT・PTE、子宮復古不全、マタニティブルーズ・産後うつ・産後精神病、乳汁分泌不全、乳房のトラブル)
- 第4章:新生児期(新生児仮死、筋緊張の異常、呼吸症状、脈拍の異常と不整脈、皮膚色の異常、心雑音・心音異常、黄疸、皮膚症状、腹部膨満、嘔吐、四肢の異常、体重減少、新生児マススクリーニング)
病気がみえる vol10.産科
大人気シリーズの“病気がみえる”、こちらの産科バージョンです
重要な疾患について、わかりやすい文章とかわいいイラストで楽しく学ぶことができるのが、おすすめポイントです
まとめ
今回は、助産学生におすすめの参考書6選を紹介してきました!
良い参考書を手に入れて知識や技術を身につけることは、赤ちゃんとお母さんへのよりよいケアにつながります
また、助産学生を悩ませるたくさんの課題や実習記録の効率化にも役に立ちます
何かの参考になっているとうれしいです
がんばる助産学生の皆さんを応援しています♪
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