【助産師が教える】新卒助産師の就職先はどう選ぶ?注意することは?

この記事の一部にはPRが含まれます。

  • 助産師の就職先ってどうやって選んだらいいの?
  • 病院が多すぎて決められない…
  • 助産師の就職先選びで注意することは?

この記事はこんなお悩みがある方におすすめです

病院って多すぎてあれこれ比較するだけで結構大変ですよね…私も助産学生時代にかなり苦労しました💧

この記事を読むと、助産師の就職先の選び方と注意点がわかり、あなたにピッタリの就職先がラクに見つけられます!

なお、この記事は以下の方を対象としています

  • 初めて就職する方
  • 看護師として働いていた経験はあるけど助産師の資格を取ってから就職するのは初めての方
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目次

病院の就職がおすすめ

助産師として初めて就職するという方は、教育体制やこれからの助産師としてのキャリアを考えて最初は病院がおすすめです

実際、ほとんどの人が助産師としてのキャリアは病院からスタートしています

最初からクリニックや助産院に就職できないというわけではありませんが、クリニックや助産師はある程度経験のある助産師しか募集していないことがほとんどです

なので、これからは病院の場合でお伝えしていきます

やりたい仕事ができる病院をえらぶ

病院といっても日本には山ほどの病院があるのでどうやって選んだらいいのか迷ってしまうと思います

助産師が就職先を選ぶときは、周産期母子医療センターかそれ以外の病院かをまず決めるとかなりしぼれてきます

周産期母子医療センター

周産期母子医療センターとは、出産前後の母体・胎児・新生児における突発的な事態に24時間体制で対応できる医療施設のことです

周産期母子医療センターには、総合周産期母子医療センターと地域周産期母子医療センターがあります

総合周産期母子医療センターとは、母体・胎児集中治療管理室(MFICU)のある産科病棟と、新生児集中治療管理室(NICU)がある病院です。24時間いつでも母体・新生児搬送を受け入れる体制をとっており、母体の救命救急への対応、ハイリスク妊娠に対する医療、高度な新生児医療等を担っています。

地域周産期母子医療センターとは、産科・新生児医療ができる小児科があり周産期にかかわる比較的高度な医療行為を常時担う医療機関です。

こんな人は周産期母子医療センターが向いています

  • ハイリスク妊産婦の管理を経験したい人
  • 産科だけでなくNICUでも経験を積みたい人
  • 高度な周産期医療に関わりたい人
  • 幅広いスキルを身につけたい人

全国の周産期母子医療センターを探す>>厚生労働省.周産期母子医療センター 一覧

院内助産

周産期母子医療センターは、ハイリスク妊産婦が多く経膣分娩よりも帝王切開が多いので、どうしても助産師が主体となってケアできる機会が少なくなりがちです

しかし、最近では周産期母子医療センターの中に、助産師が主体となって妊産婦のケアや助産ができる院内助産や助産師外来を設置する病院が増えてきています

ハイリスク妊産婦の管理を中心としながらもなるべく多く助産ケアの経験もしたいという人は、院内助産・助産師外来がある周産期母子医療センターを探してみてください(院内助産でケアができるのはある程度経験のある助産師としている病院もあるので注意してください)

総合病院・民間病院

周産期母子医療センターではない総合病院や民間病院は、正常分娩が多いので助産師が主体となってケアを行うことができるのが大きな特徴です

また、周産期母子医療センターに認定されていないことから、産科のあり方が分娩件数や病院の方針を受けやすく病院によって助産師の仕事内容が大きく異なります

こんな人は総合病院や民間病院が向いています

  • 経膣分娩に多く関わりたい人
  • 分娩介助の経験をたくさん積みたい人
  • 助産ケアを磨きたい人

自分に合った総合病院・民間病院を探すには以下の4つがポイントになります

分娩件数

地域差も大きいですが、とにかく分娩介助の経験を積みたいという人は分娩件数が多い病院をえらぶといいです

帝王切開件数・帝王切開率

分娩件数と同様にチェックしておきたいのが帝王切開に関するデータです

総分娩数における帝王切開率が低ければ、それだけ助産師が主体的に関われるお産が多いことを意味します

病棟の診療内容

産科のみの病棟か、他科との混合病棟かというのも重要ポイントです

年々分娩件数が減少しているため最近は産科が混合病棟になっている病院が多いですが、混合病棟の場合、助産師も小児や婦人科の患者さんの看護を兼任しなければなりません

そのため、助産師としての専門性を高めたい人は産科のみの病棟、看護師の資格もいかして他領域の看護も経験したければ混合病棟、というように選ぶといいです

助産ケア提供の機会

これまで書いてきたように、病院によって産科にどれだけ力を入れているかは大きな差があります

産科に力を入れている病院は、助産師外来や産後ケア訪問など助産師によるケアの提供の場を多く設けているので、助産ケアの経験を積みたい方はチェックしておきましょう

教育体制からえらぶ

初めて就職するという方は特に、教育体制が気になると思います

看護体制や新人のサポートがどのように行われているのかなどを比較して、安心して働くことができそうな病院を選びましょう

助産師の教育

初めて助産師として就職する人は、看護職としての全体の研修や教育に加えて助産師の教育体制もチェックしておきましょう

周産期母子医療センターでは、助産師が産科とNICUをローテーションする制度を設けているところもあり新人教育が充実していることが多いです

雇用条件からえらぶ

基本給

お給料はみなさんチェクすると思いますが、ここで注目してほしいのは看護師と助産師の基本給の差です

助産師は看護師資格に加えて助産師資格をもっているので、看護師より基本給が高くて当然だと思うかもしれませんが、中には基本給が同じ病院もあります

看護師よりも助産師の基本給を高くしている病院は、それだけ助産師の価値や存在意義を認めてくれている病院だと考えることができます

基本給は変わらず、分娩手当など助産師だけがもらえる手当をつけて差をつけているように見せている病院もありますが、ボーナスや昇給においては基本給がベースとなるので手当だけではなく基本給もしっかりチェックしておきましょう

福利厚生

結婚・妊娠・出産という大きなライフイベント、育児や介護をしながら仕事をする場合には福利厚生も充実していた方がいいです

  • 休みのとりやすさ
  • 残業はどのくらいか
  • 勤務時間の融通は効くか
  • 院内保育園があるか

このあたりもチェックしておきましょう

職場の雰囲気からえらぶ

人間関係がよく働きやすい職場を選びたいというのはみんなが思うことです

知り合いがいたら評判を聞いてみるのもいいですが、インターンシップや見学会に出向いて自分の目で働きたい職場を実際に見るのがおすすめです

インターンや見学会では、スタッフ同士の会話や患者さんとのコミュニケーションの様子を注目してみましょう

立地からえらぶ

駅から近い場所、自宅から近い場所、地元の病院など…

自分が希望する立地から病院をしぼっていくのもいいでしょう

就職先を調べる方法

病院の選び方がわかっていただけたと思いますが、ひとつずつホームページを見て比較していくのは大変なので求人サイトを使うのがおすすめです

おすすめ求人サイト
看護のお仕事

なるべく多くの求人を比較したい人におすすめです

非公開求人がたくさんあります☺︎

ジョブデポ看護師は、既卒看護師さんにおすすめのサイトです

求人件数が多くて、給与や勤務時間など直接聞きにくいことはすべて交渉してくれますよ!

まとめ

今回は、助産師の就職先選びについて紹介しました!

みなさんが自分にピッタリの就職先を見つけられますように♪

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この記事を書いた人

4年制大学で看護師と助産師の国家資格を取得👶
NICUでの勤務経験もあり
看護師や助産師を目指しているみなさんに役立つ情報を発信していきます
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