令和5年度の新卒助産師の就職率は99.3%を誇っています。
また助産師は産科医師の不足などによって、より幅広い場面で必要とされているためしっかり準備をすれば助産師の就職が難しいということはありません。
実際の就職・転職活動の経験をふまえて解説するよ!
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助産師の就職先の選び方
助産師の就職先を選ぶときは、まず「やりたいことができる場所」選ぶことからはじめます。
助産師の働き方は働く場所によって大きく変わるため、病院や施設の機能をしっかりリサーチすることが大切です。
主に病院の選び方を
紹介していくよ!
やりたいことができる場所
助産師が働ける場所はたくさんあります。
- 病院(産科病棟・NICU/GCU)
- クリニック
- 助産院
- 産後ケア施設
- 保健センター
- 不妊治療クリニック
助産師の仕事内容は幅広いため、まずは自分が何をしたいかを考えて、やりたいことができる就職先を選びましょう。
これが一番大事!
新卒助産師は病院がおすすめ
新卒の助産師は幅広いスキルを積むことができる病院を就職先に選ぶのがおすすめです。
実際に、令和5年の調査によると新卒の助産師のうち97.2%が病院に就職しています。
わたしも最初は
病院を選んだよ!
最初からクリニックや助産院に就職できないわけではありません。
しかしクリニックは少ない人員で運営されており、ある程度のスキルと経験がある助産師だけを募集していることがほとんどです。
なかなk決めきれない人は「周産期母子医療センターorそれ以外」をまず決めると、ある程度しぼることができます。
病院:周産期母子医療センター
周産期母子医療センターとは、出産前後の母体・胎児・新生児における突発的な事態に24時間体制で対応できる医療施設のことをいいます。
- 総合周産期母子医療センター
- 地域周産期母子医療センター
総合周産期母子医療センターとは、MFICU(母体・胎児集中治療管理室)とNICU(新生児集中治療管理室)がある病院であり、母体の救命救急、ハイリスク妊娠、高度な新生児医療等を担っています。
地域周産期母子医療センターでは、産科・新生児医療ができる小児科があり比較的高度な医療を行っています。
ハイリスクが多いから
気が抜けないけど
スキルが身についた!
周産期母子医療センターは次のような人の就職先としておすすめです。
- ハイリスク妊産婦の管理を経験したい人
- 産科だけでなくNICUでも経験を積みたい人
- 高度な周産期医療に関わりたい人
- 幅広いスキルを身につけたい人
総合病院・民間病院
周産期母子医療センターではない総合病院や民間病院は正常分娩が多いため助産師が主体となってケアを行うことができます。
これが1番の特徴!
- 経膣分娩に多く関わりたい人
- 分娩介助の経験をたくさん積みたい人
- 高助産ケアを磨きたい人
周産期母子医療センターに認定されていないことで産科病棟のあり方が分娩件数や病院の方針を受けやすい傾向があります。
病院によって助産師の業務内容に大きなちがいがあるため、就職先を選ぶときには以下の項目をチェックしておくのがおすすめです。
それぞれに特色があるから
ちゃんとチェックしよう!
分娩件数
日本全体として少子化が進んでいるため、どこの病院も分娩件数は減少傾向にあります。
また分娩件数は地域差も大きいですが、とにかく分娩介助の経験を積みたいという人は分娩件数が多めの病院を選ぶのがおすすめです。
帝王切開件数・帝王切開率
分娩件数と同様にチェックしておきたいのが帝王切開に関するデータです。
見落としやすいから注意!
病院のホームページか病院紹介の資料に書いてあるよ!
特に注目したいのは「帝王切開率」です。
帝王切開率とはトータルの分娩数における帝王切開の割合を示したデータで、帝王切開率が低いほど助産師が主体的に関われる分娩が多いことを意味します。
助産師としてのケアを重視したい人は帝王切開率が低い病院を選ぶのがおすすめです。
病棟での業務内容
病院によって病棟の編成はさまざまです。
特に近年では分娩件数が減っていることもあり産科病棟がほかの診療科と同じ病棟にあるケースも増えています。
- 産科のみ
- 産科+婦人科
- 産科+婦人科+小児科
混合病棟の場合、助産師も婦人科や小児科の患者さんの看護師としての業務も行う必要があります。
助産師の専門性を高めたい人は産科のみの病棟、看護師の資格も生かしてほか領域の看護も経験したければ混合病棟、というように選ぶといいでしょう。
希望にあわせて選ぶといいよ!
教育体制
特に新卒助産師は、看護職としての全体の研修や教育に加えて助産師の教育体制もチェックしておくと安心です。
助産師のことも
しっかりチェックしよう!
周産期母子医療センターでは助産師が産科病棟とNICUをローテーションする制度を設けているところもあります。
病院のホームページに情報がない場合はインターンシップや病院見学の際に質問して確認しましょう。
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雇用条件
助産師が就職先を選ぶときは雇用条件もしっかり確認しましょう。
お給料や働きやすさは超大事!
基本給
お給料はみなさんが重要視しますが、注目してほしいのは看護師と助産師の基本給の差です。
助産師は看護師資格にプラスして助産師資格も保有しているので、看護師より基本給が高くて当然だと思うかもしれませんが基本給が同じ病院もあります。
一方で看護師よりも助産師の基本給を高くしている病院は、それだけ助産師の価値や存在意義を認めてくれている病院だと考えることができます。
基本給は同じで分娩手当など助産師だけがもらえる手当をつけて差をつけているように見せている病院もあります。
しかしボーナスや昇給においては基本給がベースとなるので基本給もしっかりチェックしておきましょう。
働きやすさ・福利厚生
助産師を長く続けたいなら、働く環境や福利厚生の充実さもチェックしておくと安心です。
特に転職でライフスタイルに合わせた働き方をしたい場合は優先順位を決めておくと就職先選びがスムーズになります。
- 休みのとりやすさ
- 残業はどのくらいか
- 勤務時間の融通は効くか
- 院内保育園があるか
上記の情報は病院のホームページや求人の資料に掲載されているので、色々な就職先と比較してみるのがおすすめです。
職場の雰囲気
人間関係がよくて働きやすい職場を選びたいというのはみんなが思うことです。
その病院で働いている先輩や知り合いに評判を聞いてみるのもいいですが同じ病院でも病棟によって職場の雰囲気は全くちがいます。
これあるあるだから
本当に注意してね!
就職したい病院がしぼれたら実際にインターンシップや病院見学会に出向いて、自分の目で働きたい職場を実際に見るのがおすすめです。
インターンや見学会ではスタッフ同士の会話や患者さんとのコミュニケーションの様子を注目してみましょう。
助産師の就職先を調べるおすすめの方法
助産師が就職先を調べるなら絶対的に転職エージェントの利用がおすすめです。
経験したから断言できる!!
転職エージェントとは助産師の転職をサポートしてくれるサービスのことをいいます。
似たような言葉で「転職サイト」がありますが、転職サイトは助産師の求人をまとめてチェックできるサイトのことを意味しており、転職先探しは自分で行うため転職エージェントとは異なるものです。
いい職場に転職したいなら
転職サイトじゃなくて
転職エージェントを使おう!
転職エージェントをおすすめしたい理由は次の通りです。
- 転職のプロが条件交渉をしてくれる
- 病院の内情を教えてもらえる
- 転職の労力を減らせる
転職エージェントを利用すると転職のプロが転職をサポートしてくれます。
相性の良さそうな病院があれば直接交渉してくれるエージェントもあるためより好条件の求人を見つけられる可能性が高くなります。
相性が悪かったら退会もできるからまずは試してみて!
わたしが助産師さんにおすすめしたい転職エージェントは次の3つです。
ちなみにすべて無料で使えるため、まずは登録して試してみるのがおすすめです。
最低2つは登録するとより良い条件の就職先が見つかる可能性が高まります。
レバウェル看護
わたしが実際に最も使ってよかったと思ったのが
とにかく寄り添って考えてくれるので転職に詳しい知り合いのお姉さんに相談しているような感じでやり取りができました。
電話が苦手なわたしでも
すごく話しやすかった!
条件が合う求人がなかったときは直接クリニックに電話をかけて「こんな人がいるんですが求人を出す予定はないですか」とクリニックへの提案もしてくれました。
正直ここまで転職エージェントがしてくれるとは思っていなかったので大満足。
また転職するなら
\ 1番使ってよかった転職エージェント! /
レバウェル看護を実際に使ってみた感想は別の記事で紹介しています。
看護roo!
看護roo!は友達からとにかく良い評判がいい転職エージェントです。
看護roo!に登録するともらえる「はじめての転職サポートブック」が無料とは思えないほど内容が充実しており大好評。
これがあったおかげで転職が不安なく進められたという友達もいました。
無料でもえらるなんて
太っ腹すぎるよね!
転職のサポートも丁寧で、面接練習では「ここの社長さんはお給料のことを面接で聞くと落とされるから注意してね!」といった情報を教えてもらえて採用試験を有利に進められました。
\ 無料で転職に役立つサポートブックがもらえる! /
看護roo!に登録すると無料では見れない求人も案内してもらえるので、まずは会員登録するのがおすすめです。
看護roo!転職を実際に使った感想は別の記事で紹介しています。
マイナビ看護師
マイナビ看護師は医療系に特化したスタッフが転職のサポートをしてくれます。
医療機関に直接足を運んで現場の人から話を聞いているというだけあって、知識が豊富なことが伝わってきました。
仕事ができる人って感じで
安心してお願いできたよ!
助産師の転職事情は少し特殊ですがマイナビ看護師ではどんどんリードしてくれます。
特になるべく早く転職したい人や転職活動の時間が取れない人におすすめです。
\ 対応スピードの速さがダントツで1番! /
マイナビ看護師では条件が合わなければ、いい就職先が見つかるまで転職しなくてもOK。
まずは登録してどんな求人があるか紹介してもらうのがおすすめです。
新卒は自分で調べるのが王道
助産師の求人の探し方は新卒か転職かによって方法が異なります。
ここでは新卒助産師の就職先を調べる方法を解説します。
なお転職したい助産師さん向けの情報はこちらで詳しく解説しています。
まずは新卒さん向けの
情報から紹介するよ!
学校に届く求人
新卒助産師は学校に届く求人をチェックすることからはじめるのがおすすめです。
学生課に担当の部署があるよ!
学校には数多くの求人が届きます。
また先輩たちが就活に役立つ情報を残してくれていることもあるため必ずチェックするようにしましょう。
- 就職試験の内容
- 就職試験に向けてのアドバイス
- 実際に就職してみての感想
ただし就職したいエリアが学校がある場所から遠かったり地方だったりすると情報が少ない可能性も十分にあります。
学校の求人だけでなく求人サイトも活用してリサーチする方がより条件の良い就職先を見つけられる確率が高くなります。
幅広くリサーチしよう!
求人サイト
求人サイトとは働きたいエリアや条件をしぼって助産師の求人をまとめてチェックできるサイトのことをいいます。
助産師の求人を扱う求人サイトはたくさんありますが、実際に登録してみると「新卒向けではなく転職専用の求人サイトだった」ということもよくあります。
転職専用の求人サイトに登録してしまうと無駄な案内が届くこともあるので注意が必要です。
これやりがちだから注意!
また新卒助産師の場合は病院のホームページから応募するのが主流です。
求人サイトは求人を見つけるためだけの手段として考えて求人サイトから応募しないように注意しましょう。
転職したいなら便利だけど
新卒の人は見るだけでOK!
病院のホームページ
働きたいエリアがしぼられていたり就職したい病院が決まっていたりする場合は病院の公式ホームページもチェックしてみましょう。
病院のホームページには求人サイトや学校の求人情報にはないような詳しい条件が書かれています。
また病院見学やインターンシップの案内に関する情報も掲載されているので一緒にチェックしておくのがおすすめです。
まとめ
今回は、助産師の就職先選びについて紹介しました!
この記事を参考にみなさんが自分にピッタリの就職先を見つけられますように♪
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