看護実習ではどれだけいい参考書を用意できるかがとても大切です。
いい参考書を用意できれば、看護実習で最も大変とされる実習記録をスムーズに書き進めることができます。
この記事では、看護師のわたしが実際に読んでみて「本当に使える!」と思った看護実習に役立つ参考書を10冊ご紹介します。
情報収集やアセスメント、関連図、看護計画などの項目に分けているので、気になる部分だけでもチェックしてみてください。
実習前に要チェック!
- 看護実習で使う参考書の選び方
- 看護実習に役立つおすすめの参考書
\ 勉強が苦手な人は電子書籍を使わないと損! /
看護実習で使う参考書を選ぶコツ
看護実習で使う参考書は実習記録に活用しやすいものを選びましょう。
実習前は人気の参考書が売り切れになることもあるので早めに試し読みしてから購入しておくのがコツです。
ここから詳しく解説!
実習記録に活用できる参考書を選ぶ
看護実習で使う参考書は、実習する病棟でよくある疾患や症状について載っているものを選びましょう。
どんなに良い参考書でも自分の記録に使える情報がなければ意味がありません。
売り切れに注意する
まだ実習病棟が決まっていない人はいくつかを候補に挙げておいて実習病棟が決まったら購入するのでも問題ありません。
ただし実習前になると、人気の書籍は学校の図書館や近くの書店で売り切れになることがよくあります。
実習先がなかなか決まらないなら電子書籍サービスで売り切れの心配がない電子版を購入しておくと安心です。
>>看護学生におすすめの電子書籍サービスはこちらで詳しくご紹介しています。
売り切れには要注意!
試し読みする
看護実習で本当に役立つ参考書を選びたいなら必ず試し読みをしましょう。
看護の参考書はたくさんあり「実習に使える」と書いてあっても実はあまり実習向きではないこともあります。
実際にわたしも評判が良くて買った本の内容が薄すぎて実習では使えなかったという経験があります。
実習中に新しく参考書を探すのは大変なので、看護実習で使う参考書は実習前に試し読みしてから準備しておくのがおすすめです。
ネットでも試し読みできるよ!
看護記録の書き方がわかる
初めての実習におすすめな看護記録の書き方がわかる2冊です。
看護がみえる 看護過程の展開
>>試し読みはこちら
大人気の「病気がみえる」シリーズの看護過程版です。2つの事例を通して看護過程の基本的な思考方法が学べます。
「授業で習ったけど看護過程をいまいち理解できていなくて不安」という人におすすめです。
実習前の基本理解におすすめ!
ななえる看護実習書き方BOOK
>>試し読みはこちら
看護師インスタグラマーの「ななえる」さんが執筆した看護実習に役立つ1冊です。
- Chapter1:看護実習記録の書き方
- Chapter2:看護実習をスムーズにこなすポイント
- Chapter3:看護実習の前に準備しておきたいこと
看護実習で活用できるノウハウも詰まっているので看護実習記録の書き方のコツだけでなく初めての実習でやっておくべきことを知りたい人におすすめです。
看護実習の前の準備を
全体的に学べるよ!
情報収集・アセスメントに役立つ
看護学生で苦手な人が多いアセスメントは、ここで紹介する参考書に加えて患者さんの疾患を取り上げた看護雑誌を使うのがおすすめです。
看護雑誌は学校の図書館に置かれています。
看護雑誌は実習に
すごく使えるよ!
\ 実習記録に使える参考書が豊富! /
プチナース疾患と看護の知識
>>試し読みはこちら
22の疾患と正常分娩について、解剖生理から疾患の検査、診断、治療、看護ケアまでがまとまった1冊です。
看護学生が実習でよく受け持つ患者さんの疾患が網羅されています。
特にアセスメントに必要な情報が詰まっているため看護学生の実習記録に大活躍します。
どの実習でも使える
優秀な参考書だよ!
今日の治療薬
>>試し読みはこちら
看護師の間でとても有名な「今日の治療薬」。
現場で使う医薬品の情報がつまっています。
医薬品の情報はネットでも検索できます。
しかし次の実習や国家試験に向けて情報をまとめるために1人1冊は持っておくと便利です。
薬についてはこれ1択!
看護診断・看護計画に役立つ
看護診断や看護計画は慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
慣れないうちは参考書の事例をもとにして受け持ち患者さんの個別性を加えると書きやすいでしょう。
プチナース 看護診断計画ガイド
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看護学生が実習でよく使うNANDAの看護診断の解説と看護計画がまとまっています。
看護計画の部分は、観察計画・看護ケア計画・教育計画それぞれの具体例が詳しく載っているので、すぐ看護実習に使えるでしょう。
看護計画はこれが1番おすすめ!
プチナース アセスメント・看護計画がわかる 疾患別看護過程
>>試し読みはこちら
看護学生が実習でよく遭遇する26の症状についてアセスメントから看護計画までの一連がまとまっています。
- 呼吸困難
- 高血圧
- 浮腫
- 褥瘡 など
特定の症状についてのアセスメントや看護計画立案に役立ちます。
個別性を出すときにおすすめ!
関連図の作成に役立つ
看護学生でアセスメントに次いで苦手な人が多いといわれている「関連図」。
実習中に1から調べて作るのは時間がかかりすぎるので参考書のテンプレートをもとに個別性を加えていくのがおすすめの方法です。
エビデンスに基づく疾患別看護ケア関連図
>>試し読みはこちら
看護学生が実習でよく受け持つ疾患の関連図が載っています。
関連図はもちろん疾患を理解するのに必要な情報や看護ケアについても書かれているため、実習中に必ず持っておきたい1冊です。
実際に「これがあったから実習を乗り越えられた」という看護学生がたくさんいます。
これだけは外せない1冊!
看護ケアの実施に役立つ
実習では看護ケアをするにあったって注意点などまとめる「手順書」などが必要です。
看護ケアに関しては看護学校の教科書でもいいですが、わかりやすい参考書がほしい人には以下がおすすめです。
看護がみえる 看護技術
>>試し読みはこちら
さまざまな看護の基礎技術について根拠をもとに解説されています。
わかりやすいイラストが満載で読みやすいため看護学生から人気の高い1冊です。
看護ケアならこれ一択!
実習中の持ち歩きにおすすめ
看護実習ではメモ帳のほかに持ち歩きできる参考書があると便利です。
看護師のための早引き検査値・パニック値ハンドブック
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看護学生が実習でよく目にする検査データについて解説つきでまとめてある1冊です。
表紙のデザインに反して読みやすいため検査データについて詳しくない看護学生でもわかやすいでしょう。
ポケットに入れるにはやや分厚いですが付属の「検査値・ポケットカード」は持ち歩きに便利です。
私も使ってたよ!
プチナース クイックノート
>>試し読みはこちら
看護学生が実習でおさえておきたい知識をまとめたポケットサイズの参考書です。
さまざまな領域のクイックノートが発売されています。
- 母性看護
- 在宅看護
- 小児看護
- 精神看護
- 周術期看護
- 看護技術
事前学習ノートの作成が必須でないなら書き込む形で実習前の学習に使うのがおすすめです。
自分で事前学習ノートを作る方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
実習の重要ポイントが
まとまっているよ!
本当に役立つ参考書を選んで
看護実習をラクに乗り切ろう!
この記事では、看護学生の実習に役立つ参考書を10冊ご紹介しました。
看護実習は大変なことがたくさんありますが、いい参考書があれば実習記録がスムーズにできて少しは辛さが軽減できるかもしれません。
実習に行く前にいい参考書を準備しておきましょう。