【例文10種類】看護師が退職を言いにくいときの伝え方!切り出し方のコツも

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うめちゃん 助産師・看護師
地方在住の助産師ライター
4年制大学で看護師と助産師の資格を取得。
産科病棟・NICU・GCUでの勤務を経験し、独学でフリーランスになる。
現在は在宅ワークライフを満喫中♪

看護師を辞めたいけど退職を言い出しにくい人は少なくありません。

しかしちょっとした伝え方のコツや切り出し方を知っていれば、退職の言いにくさを軽減できます。

また退職を引き止められそうで不安な人は、先に転職先を決めてしまうのがおすすめです。

うめちゃん

意外と知られていない
手堅い方法だよ!

転職先が決まれば退職を受け入れてもらうしかなくなります。

看護師専門の転職サイトにサポートしてもらえば、今より良い条件の職場を見つけやすくもなります。

>>実際に使ってよかったおすすめ転職サイトはこちらにまとめています。

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求人が出ていないクリニックや施設にも交渉をしてくれるので、いい職場に転職できる確率がアップします。

なお親に退職を言いにくいときの対処法については以下の記事にまとめていますので、そちらをご覧ください。

目次

退職を言いにくい看護師が退職するまでの3ステップ

看護師が退職するまでのステップ

看護師が退職するまでのステップは、全部で3つです。

まずは大まかな流れを知っておきましょう!

ステップ1:退職後のプランを立てる

まずは退職後のプランを立てましょう。

退職後のプランが立てられていないと、引き止められたときに気持ちがゆらぎやすくなります。

うめちゃん

退職後のプランを立てて
自分の気持ちを固めよう!

退職後のプランとして考えておくべきことは、次の通りです。

すぐ働くケースしばらく休むケース
・どんな仕事をしたい?
・転職したい理由は

・転職先はどこ?
・転職の時期はいつ?
・休みたい理由は?
・休職ではダメ?
・いつまで休みたい?
・休んだあとはどうする?
退職後のプランを立てるときに考えておくべきこと

退職の意思を伝えると、少なくとも1回は引き止められます。

しかし、退職後のプランが明確になっていれば、引き止められても自分の意思を伝えられるはずです。

例えば、メンタル不調を理由に退職するケースでは、次のように対応できます。

看護師長:「ちょっと休職してみたらどう?」
自分:「休職させてもらうことも考えました。しかし、いつか病棟に復帰しなければいけないと考えてしまって、治療に専念できないことが心配です。いずれは看護師として復帰したいので、まずは仕事から完全に離れて休みたいと思っています。両親にもメンタル不調のことは伝えており、半年ほど実家に帰って休む予定です。」

相手に退職の意思が固いと思ってもらうためにも、退職後のプランを立てることは大切です。

すぐ働くケースでは、転職先を決めておくと有利

退職の意思を伝える前に転職先を決めると、看護師長も退職を受け入れるしかなくなるため有利です。

うめちゃん

「A病院への採用が決まりました。◯月◯日に入職します。」
こう言われたら、看護師長も
退職を認めざるを得ないよね!

転職先は自分でも探せますが、転職サイトや転職エージェントを使うと圧倒的にラクできます。

転職サイトや転職エージェントにはそれぞれ特色があるので、理想の転職先が見つけやすいものを使うのがおすすめです。

>>転職サイト・転職エージェントの選び方は、こちらで解説しています。

ステップ2:引き止められにくい退職理由を考える

次は、引き止められにくい退職理由を考えます。

特に、退職理由にやむを得ない事情を含めると、引き止めにあう可能性を下げられます。

やむを得ないと思われやすい退職理由
  • 体調不良
  • 親の介護
  • 子育てとの両立
  • 結婚に伴う引っ越し
  • 夫の転勤
うめちゃん

例えば「夜勤が嫌だから退職したいです」だと、夜勤を減らす方向で話が進んじゃう…。
結局退職できなくなるから、
バカ正直になるのはだめ!!

ステップ3:看護師長に退職を伝える

優しくて真面目な看護師は、退職を伝えるときに「同僚に迷惑がかかるかもしれない」と心配するかもしれません。

しかし自分の健康や将来自分以上に考えてくれる人はいません。

病院も、病院内の異動で補充したり中途採用したり退職者が出ても問題ないようになっています。

うめちゃん

誰が急に辞めても
回るようにするのは
病院の責任だからね!

退職したい気持ちがあるなら、ほかの看護師のことを考えすぎないようにしましょう。

言い出しにくい退職の切り出し方

看護師の退職の切り出し方

転職を言い出しにくい人は、次のような方法で切り出すのがおすすめです。

置き手紙で約束を取り付ける

看護師長が忙しくて言い出しにくいことがよくあります。

また夜勤をしていると看護師長と会える機会がより限られてしまいます。

うめちゃん

いつも忙しそうだから
話しかけるのも気を遣うよね

そんなときは、置き手紙を使って約束をとりつけてみるのが効果的です。

看護師は置き手紙でやり取りすることがよくあるので、そこまで違和感を持たれにくい方法です。

書面なら言い出しにくさも軽減できるでしょう。

置き手紙の書き方の例

師長さんへ

お疲れ様です。
近日中に少し面談のお時間をいただけないでしょうか。

以下でしたら空いていますので、ご都合のつく日程を教えていただきたいです。

◯月◯日 日勤後
◯月◯日 夜勤後

本当は口頭でお伝えしたかったのですが、なかなかお会いできるタイミングがありませんでした。
お手紙で失礼します。

〇〇(自分の名前)

ただし置き手紙に「退職」というワードを書くのはNGです。

大切な話なのに直接言ってこなかった、とマイナスなイメージを持たれてしまいます。

面談前からマイナスなイメージを持たれると不利になるので注意しましょう。

うめちゃん

置き手紙は文章に注意!

看護師長の手が空いている時間を狙って声をかける

直接声をかける場合は、看護師長の空いている時間を見計らうことが大切です。

看護師長さんの忙しくないタイミングを狙うことでスムーズに話が進められます。

看護師長に声をかけるといいタイミング
  • 看護師長が事務作業をしているとき
  • 定時を過ぎてから
  • 定期的な病棟ミーティング後
うめちゃん

機嫌がいい時も狙い目!

なお直接声をかける場合も面談日程の調整から行いましょう。

伝え方の例

師長さんお疲れさまです。
今少しお話ししてもよろしいですか?

今度、少し面談のお時間をいただきたいと思っています。
急ぎの内容ではないのですが、ご都合のつく日程を教えていただきたいです。

もし聞かれたら「退職について話をしたい」と伝えても問題ありません。

もし「今からでも面談できるよ」と返答されたら、そのまま面談をする可能性もあります。

口頭で切り出す場合は、あらかじめ準備をしておくことが大切です。

定期的な面談のときに切り出す

看護師が退職を伝えるのに絶好のタイミングです。

わざわざ自分から面談の日程調整をする必要もありません。

うめちゃん

退職を急いでいないなら
おすすめの方法だよ!

退職希望の届出をして看護師長からの呼び出しを待つ

決まった時期に今後の意向を示す書類を提出することになっている病院もあります。

退職の意思を書いて提出すると、看護師長から呼び出されます。

自分から退職を言い出しにくい人は、呼び出されたタイミングで退職の意思を伝えるのも一つの方法です。

【例文】ケース別:看護師の退職理由の伝え方

ノートを書く人の手元

退職理由によっては、伝え方を工夫した方がいいケースがあります。

特に何らかの不満が退職理由の場合は、事実だけでなくフォローを入れることも必要です。

なるべくスムーズに退職できるように、ここではケース別の例文を紹介します。

うめちゃん

アレンジして使って!

退職理由:職場への不満(残業・夜勤・給料など)

【例文1】

「ここ最近病棟が忙しかったこともあり、仕事の負担が大きくなっています。

働き方を見直してみた結果、以前から興味のあった慢性期看護に携わりたい気持ちが強くなったので、退職させていただきたいです。」

【例文2】

「年齢を重ねてきたためか、夜勤をすると体調不良になることが増えています。

このまま夜勤を続けて仕事に支障が出るのも不安なので、夜勤がない病院に転職することにしました。」

職場への不満が理由の場合、ほかの理由と組み合わせて伝えるといいでしょう。

またキャリアアップや体調不良などの理由を付け加えると、マイナスなイメージを持たれにくくなります。

不満だけを伝えてしまうと一時的な改善処置を提案されるかもしれません。

退職しづらくなる可能性があるので注意しましょう。

退職理由:人間関係が悪い

【例文1】

「この病棟の人間関係が複雑で、ずっとチームとして仕事するのが難しいと感じていました。

働き方を見直した結果、訪問看護への転職を決意しました。

転職先では、この病棟での経験を活かして、さらにスキルアップしたいと思っています。」

【例文2】

「長い間、病棟内の人間関係に悩んでいました。

私なりにコミュニケーションの工夫をしてきましたが、それでも改善が難しいと感じています。

がん治療を専門とする〇〇病院への転職を決めましたので、〇月で退職させてただきたいです。」

人間関係の場合、退職の伝え方はとてもデリケートです。

不満だけを並べてしまうと、退職が難航してしまう可能性があります。

またどこからか情報が漏れて病棟に居づらくなってしまうこともあるので注意が必要です。

人間関係の悩みはあくまで一因として、キャリアアップなどの前向きな理由をメインに伝えましょう。

退職理由:スキルアップ

【例文1】

「以前から在宅看護に大きな興味を持っていました。

こちらでの経験を生かして、訪問看護の分野に挑戦したいので退職を希望します。」

【例文2】

「急性期の看護にもやりがいを感じているのですが、退院後の患者サポートに関わりたい気持ちが強くなりました。

回復期リハビリテーション病棟を有する〇〇病院への転職が決まっていますので、〇月での退職をお願いします。」

ほかの領域に関心が出てきたため退職したい場合は、具体的な目標を伝えましょう。

曖昧な理由を述べてしまうと異動を提案されてしまいます。

今の病棟や病棟では実現が難しい目標があることを伝えることで、退職を受け入れてもらいやすくなります。

退職理由:体調不良

【例文1】

「ここ数ヶ月、持病が悪化しており、医師からも休養を強く勧められています。

家族とも相談したのですが、今は健康を最優先に考えたいという話になりました。

〇月で退職させていただきたいです。」

体調不良による退職はやむを得ないと理解してもらいやすい理由です。

また退職の意向を伝える際に診断書も提出できると、よりスムーズです。

メンタル不調

【例文2】

「体調不良が続いており、受診したところ〇〇と診断されました。

気持ち的にもつらくなってきてしまい、一度仕事を離れて治療に専念したいため、退職させていただきたいです。」

メンタル不調は、見た目ではイメージしにくいものです。

真面目に頑張っている人ほど「そんな風に見えない」と思われてしまうことがあるので、具体的な症状を伝えましょう。

また休職を提案された場合「仕事からは完全に離れて治療だけに専念したい」と伝えると、受け入れてもらえるでしょう。

退職理由:家庭の事情

【例文1】

「このたび結婚が決まりました。

仕事と家庭の両立も検討しましたが、家族とも相談して家庭に専念することを選びました。

〇月で退職させていただきたいです。」

【例文2】

「子どもの育児との両立を目指してきましたが、体力的にも精神的にも限界になってしまいました。

実家も遠方でサポートを受けられないため、退職させていただきたいと思っています。」

【例文3】

「母が脳梗塞で倒れてしまい、毎日の介護が必要になりました。

母の希望もあり、自宅での介護をしていきたいと思っています。」

結婚や子育て、介護など、家庭の事情を理由にする場合は、なるべく具体的に状況を伝えることで理解してもらいやすくなります。

これまで時短勤務などの配慮をしてもらっていた場合は、しっかり感謝の気持ちも伝えましょう。

看護師向け!退職理由の伝え方のコツ

看護師の退職理由の伝え方

看護師が退職の意思を伝えるときは、次のようなコツを抑えておくと成功しやすくなります。

なるべく病棟に迷惑がかからないよう配慮することを伝える

退職を伝えるときは、病棟への負担軽減を心がける姿勢を見せることが大切です。

人手不足などに理解を示して申し訳ない気持ちがあることも伝えると、看護師長の理解を得やすくなります。

退職の意思が固いところを見せる

退職を伝えるときには決意が固いことを示しましょう。

退職に迷いがないと感じてもらえれば、話がスムーズに進みやすくなります。

退職の意思を固めてから面談に臨むと、どんなことを言われても自分の意見をしっかり主張できます。

すでに転職先が決まっていると報告する

退職の意思を伝えるときに転職先が決まっていれば、看護師長も退職を受け入れるしかなくなります。

「退職させてください」ではなく「転職先が決まっているので退職します」と言った方がスムーズに退職が決まります。

うめちゃん

確実に退職できる方法だよ

退職したいけど言いにくい看護師からのよくある質問

退職理由がメンタル不調の場合、正直に伝えてもいい?

問題ありません。

メンタル不調は、具体的な症状を伝えると理解してもらいやすくなります。

まずは休職させてもらって、そこから職場復帰するかどうか考えるのも一つの方法です。

退職理由で「忙しい」はアリ?

単純に「忙しいからやめたい」だけでは、引き止められる可能性が高くなります。

実際の問題点も合わせて伝えるようにしましょう。

例えば「忙しくて、この病院では思ったような看護がでないもどかしさがある」などと伝えると、受け入れてもらいやすくなリマス。

転職先の面接で、退職理由を伝えるときのコツは?

転職先で「なぜ前の職場を退職したのか」を聞かれたときは、自分の印象が悪くならないように気をつけましょう。

また志望動機と関連させて伝えることも大切です。

例えば、「これまでは急性期病棟で働いていましたが、少しずつ退院後の患者さんの看護にも携わりたいと思うようになり、退職しました。」などと伝えるといいでしょう。

退職を親に言いにくいときはどうしたらいい?

看護師や助産師は「資格を取るなら」という理由で、専門学校や大学に通わせてもらった人が多いため、いくら自分のことでも親に気を遣う人が多いでしょう。

親への退職の伝え方は、別の記事にまとめていますので参考にしてください。

退職を言い出しにくいなら、先に転職先を決めてしまうのがおすすめ

退職を言い出しにくい看護師の中には「引き止められるのではないか」と心配な人も多いでしょう。

看護師は慢性的な人手不足なので、だれが退職を申し出ても、基本的には引き止められると考えるのが自然です。

うめちゃん

もうこれは仕方ない…!

このような状況の中でなるべく穏便に退職を決めたいなら、先に転職先を決めてしまうのがおすすめです。

今の職場を退職する前に転職先を決めてしまえば、収入が途絶えることもありません。

うめちゃん

お金の心配もいらないから
安心できるよね

しかし働きながらの転職活動は、かなり大変です。

今よりも好条件で働きやすい転職先を見つけたい人は、看護師転職のプロにサポートしてもらうのがおすすめです。

転職しようか迷っている段階から実際に転職するまで、すべて無料でサポートしてくれます。

私が実際に使ってよかった転職サイトは別の記事にまとめているので、こちらも参考にしてみてください。

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