助産師の仕事は体力的にも精神的にもハードなので助産師を辞めたいと思う人は少なくありません。
わたしは助産師の仕事が好きでありながら助産師を辞めました。
今は全く別の業界で仕事をしていますが、助産師を辞めてからの生活にも満足しています。
この記事では、わたしの実体験をベースに助産師を辞めたい人が知っておきたいことをまとめています。
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助産師を辞めたいと思った理由
助産師を辞めたいと思う理由は人それぞれです。
わたしの場合は、次のようなことが原因で助産師を辞めたいと思いました。
勤務がハード
助産師の仕事内容は好き…
しかしハードな勤務のため助産師を辞めたいと思う人も多いのではないでしょうか。
お産は予想しづらいので助産師の残業は当たり前です。
どれだけ自分で仕事を効率的に進めても定時で帰ることはできません。
助産師あるあるだよね
助産師の仕事柄仕方ないのですが長時間労働が避けられないことはかなりストレスでした。
常に緊張感のある中で仕事をしているので、精神的にもきつかったです。
そんな日々が続いていくうちに体調を崩してしまいました。
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分娩介助がつらい
助産師といえば分娩介助。
分娩介助の業務は多くの助産師を悩ませます。
「分娩介助がやりたくて好きだから助産師になった」という人もいれば「分娩介助より産後のケアの方が好き」といって転職した同期もいました。
何でも向き不向きはあるよね
分娩介助の業務自体はやりがいも大きくて好きだったのですが夜勤中となると別問題でした。
ママと赤ちゃんの2つの命を10時間以上預かることになります。
夜勤だけでつらいのに分娩介助の担当となると毎回疲労困憊でした。
夜勤×分娩介助は
体力的にきつかった
また夜勤は助産師の人数が少ないので、分娩介助だけに集中しているわけにはいきません。
入院中の妊婦さんが急に帝王切開になったり治療方針が変わったりすると、そちらのサポートにも回る必要があります。
夜勤の分娩担当がつづくうちに分娩介助がつらいと感じるようになってしまいました。
ほかの仕事も経験したかった
学生の頃から「いつか在宅ワークをしたい」と思っていました。
助産師の仕事をするようになってからその気持ちが強くなってきました。
助産師の仕事がお給料に
見合わないと感じたのも
こう思った一因だよ…
助産師の勉強しかしてこなかったので別の仕事をするのは難しいという気持ちもありました。
しかしとりあえずの気持ちで副業をはじめてみたところ、予想外に上手くいったので助産師の仕事を辞めようと決断しました。
ハードな勤務なわりにお給料が安くて不満な人は副業にチャレンジしてみるのが良いかもしれません。
>>助産師におすすめの副業はこちらにまとめています
副業は気分転換にもなったよ!
助産師をやめたいときの対処法
助産師を辞めたいと思ったら次のことを試してみるのがおすすめです。
新人助産師は慎重に考えよう
新人助産師は新しい環境でたくさんの知識と技術を身につける必要があるため一時的にストレスがたまりやすい時期です。
辞めたい気持ちになることは珍しくありません。
新しいことばっかりだからね
ただし急な決断をするのは危険です。
次のような理由で辞めてしまうと、職場を変えたとしても同じことが起こる可能性があります。
- 経験不足からくる自信の欠如
- 生活リズムの変化にストレスを感じる
- プレッシャーに慣れない
- 新しい人間関係に馴染めない
上記の理由はあなたが助産師として成長するための過程でもあります。
成長すれば解決する
悩みのことも多いよ!
仕事が上手くできなかったり助産師に向いていないと感じているなら、一度立ち止まって考えてみてください。
同期や周りの人と比べるのではなく以前の自分と比べて成長している点を思い出してみましょう。
学生時代や入職したばかりのころと比べると、できるようになったことがたくさんあるはずです。
辞めたい理由を整理する
助産師を辞めたいと感じたら、まずは辞めたい理由を明確にするのがおすすめです。
- 給料が見合わない
- 人間関係が良くない
- 働き方が合わない
- 仕事が上手くできない
- 助産師に向いていない
自分の力で改善できる点とそうでない点を区別してみます。
また助産師としての仕事を辞めたいのか。
それとも現在の職場の環境に問題があるのかを見極めることが大切です。
辞めたい理由を分類してみよう
現在の職場環境に問題がある場合は転職するのが早い解決策です。
とはいえすぐ転職するのはハードルが高いので、まずは看護roo!転職やマイナビ看護師でどんな職場があるか調べてみるのがおすすめです。
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信頼できる人に相談する
辞めたいと思う瞬間は誰にでもあります。
助産師を辞めたいと思ったら、信頼できる人に相談することが大切です。
- 看護師長
- 助産師の先輩
- 同期
- 大学の友人
- 家族
誰かに相談すると自分の気持ちが整理されてつらい気持ちが軽減されます。
身近な人への相談で解決しない場合は転職サイトを利用してみるのも選択肢の一つです。
キャリアアップについては
最適な相談場所だよ
看護職専用の転職サイトでは助産師事情に詳しいプロが「今の仕事が向いているか」「今の会社の問題が解決できそうかなどを判断してくれます。
第三者に相談してみることで新たな道が見えてくることもあります。
>>助産師におすすめな転職エージェントは別の記事で詳しく解説しています
新しい職場を探してみる
助産師を辞めたいと思ったら、ほかの職場をのぞいてみるのもひとつの方法です。
自分の力だけでは変えられない理由で辞めたいと思っている人は心の重荷が少し軽くなるかもしれません。
実際に転職しないにしても
ほかの職場を知ることに
大きな価値があるよ!
たとえば、夜勤の多さに疲れを感じているなら、日中だけ働ける場所を探してみるといいです。
ふとした瞬間にキャリアの方向性が見えてきて、あなたの新しい一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。
転職エージェントのおすすめ | 会員登録 | 特徴 |
必要 | 日勤のみの求人が多い 担当者さんが優しい | |
マイナビ看護師 | 不要 | スピード感のある対応が得意 |
看護roo!転職 | 不要 | 初心者サポートが充実 |
わたしが実際に使って最もよかったのは
【体験談】助産師をやめてよかったこと
ここからはわたしが助産師を辞めてよかったと思っていることを紹介します。
助産師を辞めたいと思っている人の参考になれば幸いです。
生活リズムが整った
夜勤をしなくなったことで生活リズムが大きく改善しました。
夜にしっかり寝て朝から仕事をするようになったので、以前よりも体調を崩すことが少なくなりました。
夜勤の負担の大きさを
痛感したよ…
助産師として働いていた頃は「いくら休んでも疲れが取れない」「いつもなんか疲れている」という状態だったので大きな変化です。
仕事のプレッシャーが減った
助産師という仕事のプレッシャーの大きさを再認識しました。
助産師はママと赤ちゃんの2人分の命を預かるのでプレッシャーがあって当然です。
プレッシャーを感じることそのものは悪いことではありませんが、無理な働き方をしている状況ではマイナスに働いてしまいます。
働く環境って大事!
わたしは助産師を辞めたことで精神的にラクに働けるようになりました。
【体験談】助産師を辞めて後悔したこと
実は助産師を辞めてから後悔していることもあります。
赤ちゃんに会えないのが寂しい
助産師ほど生まれたての赤ちゃんに関われる仕事はありません。
助産師として働いていると
当たり前になっちゃうけど
赤ちゃんに会いたい!って
よく思ってるよ…
生まれたての赤ちゃんに囲まれて仕事をできるのはとても特別です。
助産師を辞めてから幸せな空間で仕事をさせてもらっていたことを痛感しました。
せっかく取得した資格が生かせない
わたしの場合は別の業界で働くことにしたので、つらい看護学生・助産学生時代を乗り越えてきたのに辞めてしまった罪悪感がありました。
助産師としての仕事を辞めたいと思っている人は、看護師や助産師の資格を生かせなくなる可能性があることも頭に入れておきましょう。
別の業界で助産師の資格を
生かすこともできるよ!
助産師を辞めて後悔しない人の特徴
わたしの経験からは助産師を辞めても後悔しにくいといえるのは次のような人です。
体調不良の人
特にうつ症状がある場合、そのまま働き続けることはおすすめできません。
早めに師長さんに相談しよう!
うつ症状があるのに無理をして限界まで働くと、最悪社会復帰が困難になることもあります。
わたしもメンタル不調で
休職と退職をしたけど、
あのときの決断に
後悔は一つもないよ!
どんな仕事よりも自分の体と心を守ることが最も大切です。
体調が回復してから復職することも十分にできます。
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ほかの仕事に挑戦したい人
ほかの仕事への憧れがあるなら、助産師を辞めてなるべく早めにチャレンジするのがおすすめです。
ほかの仕事以外に挑戦したい人は助産師の仕事を辞めて後悔する可能性は少ないでしょう。
新しいことに挑戦するなら
少しでも若いうちにやろう!
これまで看護や助産の勉強に専念してきたからといって、ほかの仕事ができないわけではありません。
また助産師や看護師の資格は一生物なので「またやりたい」と思ったら戻ることもできます。
これが大きなメリットだね
急に一般企業に転職したり起業したりするのはハードルが高いと感じる人は副業からはじめて徐々にキャリアを広げる方法もあります。
>>助産師におすすめの副業は別の記事にまとめています。
助産師の資格が活かせる転職先
助産師を辞めたい人は思い切って転職を視野に入れてみてもいいでしょう。
今は転職する助産師も多いよ!
なお助産師が転職をするなら絶対的に転職サポートを利用するのがおすすめです。
- 転職のプロが条件交渉をしてくれる
- 病院の内情を教えてもらえる
- 転職の労力を減らせる
相性の良さそうな病院があれば直接交渉してくれるエージェントもあるためより好条件の求人を見つけられる可能性が高くなります。
>>助産師におすすめの転職サイトはこちらにまとめています
転職サイトに登録しても
今すぐ転職する必要はない!
産後ケアセンター
産後ケアセンターでは、助産師の資格と経験を十分に生かせます。
- ママの体調管理
- 新生児の健康管理
- 母乳育児の相談
- 育児のサポート
産後ケアセンターは柔軟な勤務形態なのでライフステージが変わっても働きやすいのが魅力です。
助産師としての専門知識を活かしつつ、助産師としての働きやすさも叶えやすい職場です。
産婦人科クリニック
産婦人科クリニックも助産師の資格と経験を十分に活かせる職場です。
最近では妊婦健診に特化しているクリニックもあるので、日勤だけで働くこともできます。
妊娠中の女性の健康管理や相談対応のスキルを高めたい人にもおすすめです。
子育て支援センター
子育て支援センターも助産師の知識と経験が生かせる職場です。
- 親子の見守り
- 育児相談
- イベント対応
ただし子育て支援センターの求人はとてもレアです。
子育て支援センターで働きたい人は、こまめに最新の求人をチェックするのがおすすめです。
助産院
助産師ケアを極めたい人には助産院もおすすめです。
病院ではあまり経験しづらい自然なお産のサポートに携わることができます。
理想の職場を見つけたいなら転職サポートも活用しよう
助産師の仕事はハードなので、誰もが一度は辞めたいと思うことがあります。
助産師の仕事を辞めたいと思ったときに大切なのは「なぜ助産師を辞めたいのか」という理由です。
体調不良や前向きなキャリアアップが理由であれば後悔する可能性は低いでしょう。
辞めたい理由を整理して
決断しよう!
「今の状況で辞めていいか」「どんなタイミングで辞めるのがいいのか」迷っている人は転職サポートを使ってみるのもおすすめです。
実際にわたしも転職サポートを利用して視野が広がりました。
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相談したからといって今すぐに転職しなければいけないわけでもないので、まずは一度利用してみるのがおすすめです。
転職サポートのメリット・デメリット、注意点については、以下記事で詳しく解説しています。