4年制大学の特徴、選考基準・選抜試験の内容は?向いているのはどんな人?

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助産師になるには専門コース・短大コース・4大コースがありますが、中でも最近人気なのが4大コース!

助産師になりたいと思っている人で、4年制大学への進学を考えている人も多いのではないでしょうか

今回は、自身も4年制大学で助産師の国家資格を取得した助産師のうめこが、4年制大学の助産コースについてまるっと解説していきます!

この記事を読めば、4年制大学の助産師課程の特徴、選考基準・選抜試験、向いている人の特徴がわかります
目次

4大助産師課程の特徴

まず、4年制大学の助産師課程の大きな特徴は、以下の2つです

最短で助産師になれる

助産師の国家試験は、看護師の国家資格(または国家資格取得見込み)がないと受験できません

看護師になるのに最低3年はかかるので、4年間まで助産師になるというのは最短ルートになります

4年間で看護師と助産師の資格を同時に取得できるというのは1番の特徴です

ただし、看護師国家試験と助産師国家試験を同じ年に受験しなければならないので、受験勉強が忙しくなってしまうというデメリットもあります

選抜制である

4年制大学の助産師課程はほとんどが選抜制です

選抜のための試験をしている学校もあり、その場合は大学3年生で行われる助産課程の選抜試験に合格しなければなりません

選抜試験の内容は学校によって様々ですが、どの学校でも定員が少ない(多くの大学で10~20名程度)のが特徴です

参考

専門学校や短期大学でも助産師を目指すことができます

助産師になれる全ルートの紹介やそれぞれの特徴については、こちらの記事で詳しく解説しています

選考基準・選抜試験

選考基準や選抜試験について知りたい場合、まずは受験しようと考えている大学や通われている大学のホームページで調べることをおすすめしますが、具体的な記載がない場合もありますので、こちらでもわたしや友人の経験からわかることをまとめていきます

オープンキャンパスなどに出向いて確認してみるのもいいでしょう

選考基準

どんな人が助産課程に選抜されるのか、基準が明らかにされていない場合でもこのようなことが重要です

看護師国家試験と助産師国家試験の両方に合格できる見込みがあるか

4年制大学の助産師課程では、看護師になるための学習と助産師になるための学習を並行して行い、看護師国家試験と助産師国家試験の2つを同じ年に受験しなければなりません

また、国家試験の合格率が高い大学はそれを売りとしていることもありますが、両方に合格できる見込みがない学生を選抜して合格率が下がったともなると看護学校の顔にも傷がつくことにもなってしまいます

これらの点から、助産師課程の選抜においては看護師国家試験と助産師国家試験の両方に合格できる見込みがあるかということが重要視されており、これは以下のようなこれまでの成績から判断されます

  • 定期試験の成績
  • 看護師国家試験の模試結果
助産師課程に適しているか

成績だけが重要なわけではありません

助産師課程の実習は、より臨床に近く命に直接関わらせてもらうため学生自身や教員・実習指導者の責任も重くなるので、助産師課程に適している人かどうかという点も重要視されます

助産師課程に適している人かどうかは、以下のような項目から判断されます

  • 講義態度
  • 実習態度
  • 実習の成績(特に3年次の領域実習の成績)
  • 助産師になりたいという思い
  • ストレスコントロール能力

基本的なマナーや振る舞いができておりやる気がある人で、つらい実習を乗り越えられる精神力があるひとかどうかが重要です

また、助産学生の実習は看護学生の実習よりもつらく厳しく大変なので、これまでの実習成績から助産学生の実習を乗り越えられるかどうかも判断されます

看護実習と助産実習のちがいについてはこちらで解説しています↓

選抜試験の内容

選抜試験の内容は学校によって異なりますが、自分の経験や周りの話によるとこのような内容が多いようです

筆記試験
  • 長文読解
  • 小論文
  • 英語問題
  • 看護師課程で学んだ全般的な知識を問う問題
  • 母性看護の基本的な知識を問う問題
  • 母性看護の事例のアセスメント
面接
  • 教授や助産課程の教員など数人による面接

向いている人はどんな人?

4年制大学の助産師課程の特徴、選考基準・選抜試験についてわかったところで、4年制大学の助産師課程にはどんな人が向いているのかも紹介していきます

コツコツ努力できる人

4年制看護大学で助産師課程を選考する場合、1〜3年生で看護師のことを学んでから4年生で助産師のことを学びます

看護師国家試験と助産師国家試験を同時受験しますが、助産師課程の実習がおわるのが夏〜秋、看護師国家試験・助産師国家試験は1〜2月なので、4年生になってから2つの国家試験の勉強をはじめるのでは時間が足りません

また、助産師課程の選抜試験において、国家試験模試の結果が選考材料になることもあることから考えても、低学年のうちから計画的に国家試験の勉強をコツコツできる人が向いていると思います

器用に勉強できる人

「コツコツ努力するのは苦手」という人の中にも、4年制大学の助産師課程に向いている人はいます

それは、器用に勉強できる人です

ハードな助産実習と同時進行で看護師国家試験・助産師国家試験の勉強ができる人や勉強が得意な人であれば、同時受験でも乗り越えられると思います

精神力がある

他の学生が4年生になって看護師国家試験に熱を入れている中、自分は助産師の実習をしていて周りと比較して焦りを感じたり、2つの国家試験を合格できるのかという不安も大きくなりがちです

どこの学校の助産師課程も大変ですが、2つの国家試験を受験するという精神的な負担は大きいので、精神力がある人が向いています

まとめ

今回は、4年制大学の助産師課程の特徴や選考基準・選抜試験、向いている人の特徴などをまとめてきました

進学先選びで迷っている高校生や、これから助産師課程の選抜を受ける看護学生に、少しでもお役に立てたらうれしいです😄

助産師課程のある4年制大学はこちらから調べることができます↓

全国助産師教育協議会ホームページ

厚生労働省ホームページ

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この記事を書いた人

4年制大学で看護師と助産師の国家資格を取得👶
NICUでの勤務経験もあり
看護師や助産師を目指しているみなさんに役立つ情報を発信していきます

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